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zoom RSS ODD PUZZLE - with choice wood -

<<   作成日時 : 2008/08/13 17:23   >>

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 数々のエレガントなパズル作品を考案している iwahiroさんの ODDパズルの銘木仕様です。
 今年2008年の Nob Yoshigahara Puzzle Design Competition (IPPパズルコンペ) において、Puzzle of the Year という最高の賞を受賞しました。

 Puzzle of the Year 受賞 = Puzzlers' Award(IPP参加者投票の第1位)と Jury Grand Prize(審査員団による審査の第1位)の同時受賞

 詳細は IPP Design Competition HOME をご覧ください。

 IPPイベントのひとつであるフリーマーケットで iwahiroさんご自身が販売するために、コンペ出品用も含めて7セットを持って行かれたのですが、すべてフリマ開始時刻前に買い手がついてしまったそうです。よかった、よかった。購入できなかった海外のパズル家から iwahiroさんのもとに問い合わせが来ているとのことなので、ショップの海外向けシステムも整備しようとしているところです。

 さて、今回の受賞を抜きにしても、日本のみならず世界のパズル家に常に熱い目を向けられている iwahiro氏のことはまた日を改めて書く(私が書かなくてもご存知でしょうが)ことにして、ここでは銘木版ODDパズルに焦点を絞り、その製作過程を振り返って紹介することにします。

−−−−−

 私(MINE)が初めてODDパズルを見せていただいたのは2007年7月。見た瞬間に「これは OUT シリーズの立体版の IN だね」と iwahiroさんに。解けた後、心の内で「また画期的なパズルを考案したなあ」

 「IPPパズルコンペ2008に出品するために、OODパズルの銘木版を作りたい」という iwahiroさんのお話しを最初にうかがったのは2007年10月。私にそのプロデュースを手がけさせてもらえないか、と即座に私から申し出る。その場でも、何点か銘木版のイメージについて思いつくままに提案させてもらったが、

 さらにその後、2007年11月、何度か iwahiroさんとメール等でやりとりをする中で、正式に全面的に製作を担当させてもらうことに。そして、同月、銘木版の寸法決定。

 2008年2月。完成イメージも含めて図面確定。木工所と相談の上、使用する樹種も決定。結局、11月〜2月に箱の装飾などについてさまざまイメージを案出したが、過剰な装飾はこのパズルに合わないのではないかと考えて、銘木の木肌を前面に打ち出してそれ以外の装飾的デザインは最低限に抑えた現品の仕様にまとめる。レーザー彫刻によるロゴデザインを何通りか考案。

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 2008年3月。ロゴデザインを iwahiroさんに選んでもらって決定。市販仕様は iwahiroのロゴあり、コンペ仕様は無しに。また、木工所は木材を準備、乾燥に取りかかる。

 2008年5月。いよいよ木工所にて製作開始。箱を組み立てる前にレーザー彫刻によるロゴ入れ作業。専門家に機械のセッティングをしてもらった後の作業はMINE自身で行う。

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 2008年6月。パズル組み立て完了。1セットにオイル塗装を施し、各樹種の色具合を確認。結果、オイル塗装することによって樹色がより映えるレンガスとモビンギを使ったツートンのピースは塗装、箱のナラ材は無垢のままのほうが趣がよいと判断して無塗装ということにする。塗装完了後、ピースと箱をセット組み。箱底面に保護シートを敷き、各セットのピースの動きが最良の状態になるよう調整して完成。 (iwahiroさんのパズルは見かけはシンプルでも、非常に緻密な計算の上に成り立ったものばかりです。ですから、それを最良の形に仕上げるには腕のよい職人さんの高精度な仕事と、さらにセット毎に各パーツの相性をよくする微調整が不可欠なのです) 市販用に添付する説明書を作成。

−−−−−

 さて、そんなこんなで、結局、自分の作品以上に実際の製作にかかわらせてもらいました。
 もちろん、栄誉ある賞を受賞されたのは iwahiroさんで、斬新にして優れたパズルのアイディアそのもの。
 実作品の仕上げ方はさまざま考えられるので、もっとセンスのよい作品に仕上げられる人は大勢いるでしょう。ですから、最初に銘木版製作の話が出た場に居合わせ、それを手がけさせてもらうことになった私はとても運がよかったわけです。

 すでに銘木版ODDを入手された O>:KH>氏曰く「CROSS UP、なんと動きのスムースな。シュッシュッと収まっていく … ODDパズルの動きはさらに上を行っている。指で軽く押すと…まさに神業…」 いつものことながら、こちらの思いをわかってくださいます。そう、そんな風に仕上げたいと思っていて、それがかなりうまく行ったんですよ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ブログもショップも、本格稼動ですね。すばらしい。
しかし、自身の作品だけでなく。他の方の作品にも関わり、すばらしい作品として仕上げる。さすがですねぇ。

このODDは、秋葉の某所にて拝見したことがありますが。
最初見たときは、これは一体?と、唯首をひねるだけでしたが。
コンペで優勝したんですねぇ。私には、何がどうなっている(すごい)のか。さっぱり解かりませんが。
(実際にやってみないと分らないかな。やはり)
優勝作品に関われたというのは、良い経験なのでしょうね!
えんたさん
2008/08/16 20:53
ODDパズルを未体験なのは、ある面、幸せなうらやましいことです。解く間、そして解けた後の最初の満足感をこれからたっぷり味わえる余地をまだお持ちなのですから。
即断でその製作を手がけさせてほしいと私が申し出たのは、ODDがそうした素晴らしいパズル作品であると確信していたからです。
もちろん私が言うまでもないことですが、トライして後悔することは決してないでしょう。ぜひ試してみることをお薦めします。
MINE
2008/08/18 10:21

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